今月の京都

伏見稲荷大社「田植祭」6月10日

伏見稲荷大社「田植祭」6月10日

五穀豊穣や商売繁昌の神として、人々から広く信仰を集めている伏見稲荷大社では、一年の豊作を願い「稲」にまつわる神事が春から秋にかけて行われます。

田植祭は、初夏の「稲」にまつわる神事。神前に日々供えられる御料米(ごりょうまい)の早苗を神田に植え、一年の豊作を祈ります。

神田では、優美な雅楽が奏でられる中、汗衫(かざみ)と呼ばれる平安朝の衣装に身を包んだ神楽女(かぐらめ)が「御田舞(おたまい)」を舞い、早乙女たちが茜たすきに菅笠(すげがさ)姿で、田植えを行います。

約1300年もの歴史ある伏見稲荷大社で行われる田植祭は、五穀豊穣を願いながらも、平安の風景が現世に現れたかのように感じられる美しい初夏の祭礼です。

田植祭で植えられた早苗は、その後育成し秋の抜穂祭(ぬきほさい)で刈り取られ、大神様に供えられます。